実写映画「ダンボ」がいまいち「パッ」としない5つの理由と素敵な理由1つ
ひさしぶりに映画見てきました。
子どもといたので、「ダンボ」いっかと思ってみました。
当然「ディズニー映画」ですから、ハズレなんてないと思っていたのですが、とんでもないビミョ~な映画でした。
モヤモヤするのでここで吐き出させてください。
1.父ちゃんの腕がない理由
移動式サーカス集団であろうことから始まる。
そこで電車が来ていきなり走る子供達。
駅についてキョロキョロ探す。
そこでオッサンを一人見つけて、腕がないことに気付く。
と、このオッサンが「腕がなくても父ちゃんだぞ」発言をするまでなにをしている時間だったのかサッパリわからなかった。
2.ゾウの耳のサイズってそもそも?
子どもが生まれる!
ここがワクワクシーン。
みんなが走ってきて初登場!
バーーン!
団長が「なんだこの不良品は!」って言うんだけど…
「ど、どの辺がですか?」
と思ったのは私だけですか?
近くに同じくらいの年齢の子供ゾウがいればわかったかもしれないけど。
「そこまでデカイか?」
と思ってしまったので団長が超悪者に見えてしまうという状態に。
たぶん、アニメではなくリアルな映像のCGにしたからこそ、そんなにデカイの?現象、略して「そんデカ」が起きてしまったのかと。
3.「コレット」のキャラ
あの赤い髪「コレット」の女の人のキャラをどうしたかったの?
最初金持ちおじさんの「セ〇レ」てきな立ち振る舞いで現れて。
ギンギンに金持ちの汚さとかムカつく感じを出してたのに。
ウンチ踏んだ時の嫌な顔とか。
動物に会うのにほこりとりクイックルワイパーみたいな恰好して。
たのにも関わらず。
ちょっと距離が離れれば「あの金持ちおじさんの言いなり」的な。
ダンボに乗るのもアイツじゃないとあかんか?
4.金持ちおじさんのキ〇ガイ行動
ダンボが脱走し、銀行の融資も得られなくなれ、しまいに側近の女性に裏切られたうさんくさいオッサン。
ブレーカーを下げられ、怒り心頭。
しかし、そこで一生懸命ブレーカーを戻す作業。
担当者が「一度リセットしないと!」と言っているのにも関わらず「不可能を可能にするんじゃぁぁ」とうなるキ〇ガイ。
あの映画一番の「( ゚Д゚)ハァ?」ポイント。
結果壊したのは自分というね。
5.母ちゃんの形見のゆくえ
羽がないと思い込んでいるダンボ。
それを説得するためにお姉ちゃんがカギをブチッ!ってとって炎にブン投げるシーン。
ここは2番目の「( ゚Д゚)ハァ?」ポイント。
一人になったダンボに対して「これはお母さんの形見。困ったときに鍵であけるイメージをするの」
なんて説明あったけど、その後そーーんなに困らず、一切鍵使ってないのに。
いきなりたいせつな形見を「ドゥリヤッ!」と放り投げるお姉ちゃん。
自然に口が開いちゃったよ。
伏線でもなんでもない。
感動させようって意図が見えちゃって冷め~。
逆効果。
残念な理由まとめ
これらをひっくるめてまとめると、
「ダンボを使って何を描きたかったのか?」
がさっぱりわからない。
つまり「目的」がわからないんだよね。
あのサーカス団のダンボとの成長の話なのか。
自分を乗り越える話なのか。
あっちこっちで中途半端でなんか不完全燃焼。
そして見終わって気付いたら「ティム・バートン」の文字。
あー、そういうことかー。って感じ。
ディズニー映画だけど、素材だけ借りた 「ティム・バートン映画」なのね。
良かった点1つ
「自分を変えるきっかけ」って思いもよらないところにあるんだなと思るところ。
今回のダンボは羽がないと空が飛べないと思い込んでいる。
しかし、本当は羽なんか関係ない。
これと同じように。
例えば、部活でナンバー2になっているプレイヤー。
俺は支え役だからと控えていたけど、そいつがいなくなったら一気に突き抜けてそこから点取り屋に。
的なこととか。
俺は子供の面倒なんか絶対見れないんだ。
と思い込んでいたが。
実はやってみたら妻よりも面倒見がいいかもしれない。
とか。
今あなたがいる地点は「思い込み」に左右されているかもしれない。
それを一度ブチ破ってみては?
と思える内容でした。
まとめ
ザ・不完全燃焼
それでは。