ジョジョラーがきもい理由と魅力的な理由

 

先日、友人の結婚式がありました。

 


二次会までの待機中マンガの話になり、自分はモチのロンのツモのポンチーカン!で
ジョジョが超超超超超好きな事を説明したのだが、「絵が苦手」という一言で片づけられてしまった。

 

 

私の周りの友人達は、あまりにも「絵が苦手」という理由でジョジョを敬遠している人が多いことに気付いた。

 

 

改めて「ジョジョの奇妙な冒険」が面白い理由をまとめ、「ジョジョラー」を増やす為に論理的に冷静に、説明する理由を段階を踏んで説明できるようになろう!

 

 

と思ったのが今回の記事作成理由です。

 


もちろんいいところはたくさんあるのですが、ジョジョラーの悪いところ(私も含めて)はジョジョに感化され過ぎて

 

 

「"絵が苦手"だとッ!?"絵が苦手"と言ったのかッ!?

 


貴様、は"損"をしている…大きな"損"だ…

 


"絵が苦手"というたったそれっぽっちの事でこのジョジョの奇妙な冒険という漫画を敬遠するというのかッ!?

 


くだらねぜぇーーー!!こいつぁゲロ以下の匂いがプンプンするぜぇーーー!!


早ぇ事おうちに帰んなこのスカタンッ!!!!」

 

 


位の感じでまくし立てて更に敬遠されているのでしょう。

 

 

どーせ。


身に覚えがありますか?

 


私はありすぎますがw

 

 

 

ジョジョの一巻位なら一人で何役もやって説明しますよw

 

 

という訳でやはりそれぞれ好みというものがありますから、押し付けはいけませんが。

 


好きになるというキッカケを作りやすくしたいと思います。

 

 

まずはジョジョのおさらいから。


第一部:お金持ちジョナサンが、貧乏ディオに財産と家族を乗っ取られそうになるお話


第二部:ジョナサンの孫ジョセフが柱の男という無敵の男達とフンガフンガするお話


第三部:ジョセフの孫承太郎がお母さんの為に多分原因であるディオと戦うお話


第四部:ジョセフの隠し子仗助が自分の住む街を変態から守るお話


第五部:ディオの息子がギャングスターを目指すお話


第六部:承太郎の娘徐倫がパパの為にガムバルお話


第七部:レースに優勝してお金が欲しい人たちのお話

 

 

 

面白い理由

 

・主人公達の戦う理由が明確
・単純な「強さ」の戦いではない、能力者同士の戦い

 

これが何よりの理由ではないかと個人的に思います。

 


例えば、未だに愛されているドラゴンボール

 


これは作者である鳥山先生も仰っている様ですが、スカウターという戦闘力を数値化してしまった事により、インフレが起きてしまいました。

 

 


なのでひたすら修行を繰り返し、なんとか倒すという物凄く客観的に見れば強い敵→修行→なんとかする


という繰り返しに見えてしまうのですよね。

 


いや、もちろん嫌いなわけではないですよ。

 

 

 

ジョジョの場合ですが、
バトルの方法が大きく
・波紋編
・スタンド編
とわかれますが、いずれにせよ、「力だけ」では勝っていないんですよね。

 

 

例えば…第一部のジョナサンvsディオ

 

能力としては、以下二人の因縁の戦い


①吸血鬼として人間を辞めたディオ
②吸血鬼となったディオを倒す為波紋という太陽と同じエネルギーを体内で練る方法

を修行したジョナサン

①ジョナサン「くらえ波紋!!」
②ディオ「くらうか!気化冷凍法!」ピッキィーン
③ディオ「どーれ、お前の血でももらうか」
④ジョナサン「血を吸おうと全て凍らせなかったのが仇となったな!」剣を火であぶり解凍→ズバアァァ一刀両断!
⑤ディオ「おしいおしい!」体内の血液を凍らせ真っ二つにはさせない
⑥ジョナサン「震えるぞハート」波紋攻撃でドジュウゥゥ
とまぁ二転三転、買った!と思いきや負けそう!負けそうと思いきやいったか!
と思える素敵な内容なんですよねぇ!

 


・ミステリ好きの著者が織りなす、一辺倒ではない二転三転するバトル

 

上と少し被る箇所がありますが、圧勝!どん!みたいな事はほとんどないです。

 


(記憶にあるのはディオの館に入ってすぐのケニーGw)

 


毎回、とんでもない緊張感に見舞われて、どうやって勝つんだ!?って思わせる内容なのです。

 

 

著者である荒木先生がとある本で語っていますが、ミステリこそ映画でありミステリがジョジョの原点と言っています。

 

 

ミステリにある、「こっからどうなっちゃうんだろう!?」という緊迫感を
見事に漫画に落とし込み再現した画力は圧巻の一言!!

 

 

なので、一体今なにが起きているんだ!?と思わせる描写がすごく多いです。

 


もちろん、読者はおろか、攻撃を受けている主人公ですらそれを思っています。

 

 

 

それらを探り合いながら活路を見出し、命からがら勝利する様はまさに手に汗握ると言っても過言ではありません!

 

 

 

 

・血統、すなわち血筋が物語を綴ってくれる

 

 

第一部:主人公ジョナサン

 


第二部:ジョナサンの孫ジョセフ(ちなみに師匠でもあり母親でもあるリサリサはジョナサンの娘)


第三部:ジョセフの孫、承太郎


第四部:ジョセフの隠し子、仗助(承太郎とは血統上甥に当たる)


第五部:ディオの息子(ディオの首から下がジョナサン、そのジョナサンの体できた子供、という体)

 


第六部:承太郎の娘、徐倫

 

第七部は1部から6部までのパラレルワールドという設定なので除外しますが、第六部まで、必ず「ジョースターの血」を引く者が主人公となります。

 

 


なので、今まで読んできた主人公達の記憶を引きついで読むことができるんですよね。

 

 

しかも、例えば第三部では第二部主人公であるジョセフが一緒に旅をしますし、第四部では承太郎、ジョセフ共に登場します。

 

 


年老いたジョセフを見るのは心苦しいですが、とある家族の歴史を見ている様でほっこりすんですね。

 

 

少年マンガにはよくある"父親がスゲー奴"ってのを血統として再現しているんですよねぇ~

 

 

 

例えばですが、ドラゴンボールの悟空の父親は、サイヤ人のすごい強い人ですよね?(フリーザにはめられて殺されたんでしたっけ?)

 

 


ワンピースで言えばお爺ちゃんが海軍の偉い人ですし、父親に関しては何か匂わせてますよね?"D"の血統とかなんとか言って。

 

 


ナルトに関しても、父親は火影ですし。そんでその父親が息子に封印した九尾が住んでいると。

 

 

 

ジョジョはもう血統、祖先がすげーんですよ!

 

 


ジョナサンは泣き虫いじけ虫ボッチだったのに立派な英国紳士になり、吸血鬼と生身で戦いましたし、ジェセフに限っては吸血鬼を餌としている柱の男たちと戦ったっすよ!

 

 

 

その!ジョセフの孫が出てきてみて下さいよ!興奮しません!?

 

 


そんでその孫である承太郎が戦うのがひいおじいさんの肉体を持つDIOな訳ですよ!
エキサイトしませんか!!

 

 

 


独特な言い回し

 

アニメを見ると尚更わかりやすいんですが、他のマンガには絶対に無いジョジョ特有のセリフ、言い回しが多数存在します。

 

 

 

この独特なセリフとかが成り立つのは、あの唯一の画力と、手に汗握るストーリーと、強烈なキャラが放ってこそなので、

 


ここを切り取って説明しちゃうとほぼ敬遠されます。

 

 


むしろ、ここを切り取って説明しちゃう事が多いんじゃないかぁと思います。

 

 

 

しかも自分好きなものを説明しているので鼻息フンガフンガの唾ピッピ状態でまくしたてるので、間違いなくはいはいで終わってしまいます。

 

 

 

なのでこのセクションを説明するには注意が必要です。

 

 

ジョルノの名言がいいと思います。

 

 

後は、使える良い回し。

 

 

おぉっと、質問に質問に返すんじゃあないぜっ!学校では質問に質問に質問で返す様に教わったのかマヌケッ!!

 

 

 

・クセになる、圧倒的な画力

 

ルーブル美術館に飾られる程の画力


仙台で個展を開くほどの画力


漫画内のキャラとグッチがコラボしちゃう程の画力

 

 

そうなんです!画力がすごいんです!

 

 


敬遠されがちなこの画力こそ、ジョジョラーを惹きつけてやまなし魅力!!
くぅーーー!そこにシビれる!憧れるゥッ!!!!

 

 

おっと取り乱しました。

 

荒木先生はこれほどまでの画力を誇る漫画家、いや、もはや芸術家なのです!

 

 

 

ジョジョ立ちはほんのオマケ

アメトーークでやったジョジョの奇妙な芸人の弊害と言いますか、ジョジョ立ちってあんでしょ?ってよく言われますけど、

 

 

あんなもんは物語の一部分を切り取っただけに過ぎません。

 

 

 


全然重要なんかじゃないんですよ。

 

 

 

これもダビデ像の様に美しい立ち姿を意識している、というだけなんです。
総括

 

 

この楽しさを共有できる人増えてくれぇッ!!!